アーカイブ歴史認識・論争1937年12月中国・南京

南京大屠殺の犠牲者数に関する記述

歴史教科書における記述の差異を比較します。左側と右側のドロップダウンから比較したい国を選択してください。

各国の視点まとめ

項目中国日本台湾アメリカ合衆国
タイトル南京大屠殺の犠牲者数に関する記述南京事件の犠牲者数に関する記述南京大虐殺の犠牲者数に関する記述南京大虐殺の犠牲者数に関する記述
カテゴリー歴史認識・論争歴史認識・論争歴史認識・論争歴史認識・論争
年代1937年12月1937年12月1937年12月1937年12月
出典中国の歴史教科書・公式見解(一般的記述)日本の高校歴史教科書・学術研究(一般的記述)台湾の高校歴史教科書・学術研究(一般的記述)アメリカの高校世界史教科書・学術研究(一般的記述)
冒頭の記述南京大屠殺の犠牲者数について、中国の教科書および公式見解は一貫して **30万人以上** と明記しています。南京事件の犠牲者数について、日本の教科書は具体的な数字を明示しないのが一般的であり、 **「多数の」** 「大量の」といった表現にとどめる傾向があります。南京大虐殺の犠牲者数について、台湾(中華民国)は歴史的に中国大陸と同じ **30万人以上** の立場をとってきましたが、近年の教育改革により記述の重点は変化しています。南京大虐殺(The Rape of Nanking)の犠牲者数について、アメリカの教科書では **「推定で数万人から30万人以上」** と幅を持たせた表記が一般的です。
出典: 中国の歴史教科書・公式見解(一般的記述)
出典: 日本の高校歴史教科書・学術研究(一般的記述)
差分ビュアー (Side-by-Side)
● 削除/差異|● 追加/差異
中国 の記述内容
日本 の記述内容

コミュニティノート

記述内容に関する証跡・出典リンクと文脈の補足

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30万人という数字は、1947年の南京軍事法廷(国防部審判戦犯軍事法廷)の判決で認定された数字である。法廷は紅卍字会・崇善堂等の埋葬記録、生存者証言、国際安全区記録を総合して、集団殺害19万人以上+個別殺害15万人以上=合計30万人以上と認定した。南京大虐殺紀念館にもこの数字が刻まれている。

極東国際軍事裁判(東京裁判、1946-48年)は、南京攻略後6週間の期間に「20万人以上」の中国人民間人と捕虜が殺害されたと認定した。南京軍事法廷の「30万人以上」とは10万人の差がある。同時期の二つの法廷で認定数が異なることは、犠牲者数確定の困難さを示している。

犠牲者数の推定は、前提条件の定義によって大きく異なる。地理的範囲(南京城内のみか近郊6県を含むか)、時間的範囲(占領直後の数週間か1938年3月頃までか)、対象者の範囲(民間人のみか、捕虜や敗残兵を含むか)によって、同じ資料からも異なる結論が導かれうる。この定義の相違を無視して数字だけを比較することは学術的に不適切である。

この比較についての補足

この比較は、各国の公式または広く使われている歴史教科書の一般的記述に基づいています。 翻訳の過程で細かなニュアンスが変化する可能性がありますが、主要な事象の捉え方や、記述の順序、重視されている点の違いを浮き彫りにすることを目的としています。 特に「中国」と「日本」の間では、事象の呼称や発生の背景についての解釈に顕著な差異が見られます。